2010年7月18日の6mのCONDX

午前にタイがオープンしました。午後にヨーロッパが極めて短時間オープンしました。

10時過ぎにJA6エリアの局がクラスターへHS0AC(タイ)をスポットしました。タイは長年6mの使用が許可されていませんでした。今回はHS0ACがCQ World Wide VHF Contestに参加する48時間のみ免許されました。HS0ACの信号は当初、JAのかなり西の地域で聞こえていたようです。その後、徐々に東の方にも聞こえる場所が広がってきました。当地(大阪府東大阪市、PM74tp)では10:42頃に信号が聞こえ始めました。最初はかなり不安定な聞こえ方でほとんど呼べませんでした。11時過ぎにはまだQSBが激しかったもののピークではまあまあ信号が強くなり、なんとかQSOできました。私がタイとQSOできたのは2002年以来、約8年ぶりでした。ただし、このときの相手は免許を受けず勝手にQRVしたものと思われるため、正式な局とはHS5SEAがQRVした1991年以来、約19年ぶりのことでした。HS0ACの信号は私がQSOしたあとはさらに強くなり、かなり安定して聞こえるようになりました。少なくとも昼過ぎまではオープンしていたみたいなのでかなりたくさんのJA局がQSOできたと思われます。

11:30頃、ロシアのビデオ信号(周波数49.750MHz付近)がかなり強力に入感していました。午後のヨーロッパ方面のオープンが期待できる雰囲気でした。だいぶ時間が経ち、15:47頃、JA8エリアの局によりノルウェーの局(LA5UF)がスポットされました。こちらでもLA5UFと思われる信号が少し聞こえましたが、本当に彼の信号かどうか確認する間もなく、聞こえなくなってしまいました。16:07頃にはSM4DHF(スウェーデン)の信号が入感しました。たまたま彼がコールサインを送信したときによく聞こえたため、本人によるものと確認できました。しかし、聞こえ方はLA5UFのときと同じような感じで私が彼を呼んでいる間に信号が聞こえなくなってしまいました。その後、こちらではヨーロッパからの信号はまったく確認できませんでした。クラスターなどのリアルタイム情報や実際にワッチしていた状況から考えると18日はJA1エリア北部やさらに北の地域で圧倒的に有利なオープンだったようです。

(音声ファイル)
18日に入感したHS0ACの音声ファイルです。
コールサインをクリックすると再生することができます。

(2011年5月7日追記)
HS0ACのログがHS2JFWのブログで公開されています。

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