2011年7月27日の6mのCONDX
午後、断続的にヨーロッパ(エストニア、スウェーデン、ポーランド)がオープンしました。
午前から午後にかけてJT1FDB(モンゴル)のCQがたびたび聞こえていました。また、昼過ぎにはロシアのビデオ信号(周波数49.750MHz周辺)も強く入感していました。7月も終わりに近づいて本来はもうヨーロッパ方面のオープンする可能性がかなり低いはずなのですが、最近はJT1FDBの信号が聞こえたり、ロシアのビデオ信号が強く聞こえたりするなどヨーロッパ方面のオープンしやすそうなパターンが続いていました。それでも前日までは私のところ(大阪府高槻市、PM74tu)でこの方面のオープンはありませんでした。しかし、27日はようやくヨーロッパがオープンしました。まず、15時前にJA8エリアとポーランドとの間でオープンが始まりました。JA3エリアでも15:27頃にSM7GVF(スウェーデン)とQSOできたようです。一方、私のところではその後もヨーロッパ方面からの信号が長い間、聞こえてきませんでした。16:50頃にやっとES6RQ(エストニア)の信号が弱く入感しました。さらにその少しあとにはSP3DOI(ポーランド)の信号も聞こえてきました。SP3DOIの信号は少しQSBがあったもののピークではまあまあよく聞こえていました(RST579)。私のところでは両局以外の信号は聞こえてきませんでしたが、両局の信号はまあまあ長い間、入感していました(SP3DOIが30分程度、ES6RQが1時間半程度)。
一旦、ヨーロッパ各局の信号が聞こえなくなりましたが、夜になって再びオープンしました。20:46頃、SM7GVFの信号が弱く入感しました。Eスポ・シーズンの伝搬で夜間にヨーロッパがオープンする場合、いままではウクライナやブルガリアといったわりと南の方ばかりでした。今回、夜間のオープンとしては初めて北欧からの信号が受信できました。SM7GVFの信号は30分程、聞こえていたものの入感した頃が最も強力で(RST539)、その後は徐々に弱くなりました。このあとJA3エリアではSV2DCD(ギリシャ)を呼んでいた局がいました。一方、私のところではSV2DCDの信号はまったく聞こえませんでした。
ついでに26日のCONDXです。この日は午後、主にJA1エリアで9K2YM(クウェート)の信号が入感したようです。私がワッチしていた限り、JA3エリアでは1局だけQSOに成功したようです。私のところでは9K2YMの信号は聞こえてきませんでした。
(音声ファイル)
27日に入感したSP3DOIの音声ファイルです。
コールサインをクリックすると再生することができます。