JT65用インターフェース

前の書き込みでも少し触れましたが、先日、JT65用インターフェースが完成しました。そのときに気づいたことなどをまとめます。

このインターフェースは主にJA4VAD局のページを参考にして作成しました。作成とはいうもの実際には以前に作成したCI-Vインターフェースに少し回路を追加したことなどだけです。具体的には下記のものを追加しました。

1. 送信データ用ケーブル
2. PTT制御用回路

1では無線機へ送信データを入力するためにPCのSP出力と無線機のACC1 MODをつなぐためのケーブルを作成しました。

2では従来のCI-Vインターフェースに無線機のACC1 SENDとRS232C RTS(に相当する部分)の間の回路を追加しました。CI-Vではインターフェースのメイン部分であるFT232RLから出力されるRTSは使わないのですが、無線機のPTTを制御できる信号が発生しているので今回使えるように対応しました。

製作自体は短時間で終わりましたが、実際に無線機、インターフェース、PCを接続してみると大きな問題がありました。PTTの制御ができるようにはなったものの、送受の動作が逆でした。いろいろ調べてみるとFT232RLでRTSの出力がデフォルトでは無線機が期待している動きと逆であることが原因でした。FT232RLはアプリケーションを使ってある程度、自由に出力の方法を変更することができます。アプリケーションによりRTSの出力を反転させることで無事、PTTが正常に制御できるようになりました。アプリケーションの使い方はJM7NBS局のページに詳しく説明されています。今回はそのページの中でアプリケーション画像3つ目の赤枠により示されているうち「Invert RTS#」のところにチェックを入れました。

大きな問題は解決したので、恐らく問題なく送信できるはずです。ただ、まだ少し気になる点もあります。

1. インターフェースを接続していない状態かつPCでHam Radio Deluxeを起動させていない状態から、無線機、インターフェース、PCをすべて接続した後、PCでHam Radio Deluxeを起動させると無線機がいきなり送信状態になってしまう。
2. JT65ではなく、RTTYの話題になりますが、MMTTY使用時にはHam Radio Deluxeが使えない。

1の問題は原因が不明です。とりあえずWSJT-Xも起動させて、PTTを解除させることで対処しています。いったん、PTTを解除させるとすべて接続している間は問題が起きません。

2の問題も原因は不明です。ネットで調べるとHam Radio DeluxeとMMTTYが同時に使用できるというようなことを書いておられるページもありますが、こちらで同じことを実施してもうまくいきませんでした。MMTTY単独では問題ないので、とりあえずこのままでよいかなと思いました。

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