2012年4月25日の6mのCONDX
夜にレユニオン島がオープンしました。
夜になってから西南西方向の伝搬がよさそうだったので、アンテナをその方向へ向けてワッチしていました。特に何も聞こえてこなかったものの20:25頃、九州の局がレユニオン島のビーコン(FR1GZ/B, 周波数50.0385MHz)をクラスターへスポットしました。今サイクルはいままで九州各局のところでFR1GZ/Bが入感してもこちらではまったく聞こえてきませんでした。しかし、この時はRST599と書いておられたので期待して、ビーコンのある周波数を聴いてみました。すると私のところ(大阪府高槻市、PM74tu)でも弱いながら、はっきりビーコンの信号が確認できました。受信した当初はRST539ぐらいでしたが、その後ピークではRST559ぐらいまで信号強度が上がりました。ちなみにアンテナの方向はほぼダイレクトの方向(230度)でした。この時間には3B8MM(モーリシャス)も6mにQRVしていてました。この局はJAに対しても好意的にアンテナを向けてくれますが、残念ながら、この時はJAとFRのオープンに気づいていなかったようです。ずっとヨーロッパ方面にアンテナを向けてCQを出していたため、私のところには信号が聞こえてきませんでした。FR1GZ/Bの信号は20:35頃にはまだ聞こえていましたが、その後まもなく聞こえなくなったようです。
前サイクルの経験からするとレユニオン島やこの方面はもっと早い時期(2月下旬~3月上旬頃)にオープンすると予想していました。しかし、今サイクルは太陽活動が低調でF2伝搬がいまひとつなため、九州にはなんとか電波が到達するもののJA3エリアまで延びてくることはあまりありませんでした。私のところでは今月初め頃からJA3エリアでもQSOされているモーリシャス各局の信号はまだ一度も受信したことがありません。4月も終わり頃になり、この方面への伝搬にF2ではなく、Eスポが関係するようになったため、やっとオープンするようになったのではないかと、勝手に考えています。
(音声ファイル)
25日に入感したFR1GZ/Bの音声ファイルです。
コールサインをクリックすると再生することができます。
音声ファイルを聴いていただけるとわかりますが、このビーコンはコールサイン等の送信間隔がやや長め(30秒程)です。そのため、チェックするときはその点に注意が必要です。