今サイクル初めてSSN200超え
10月22日に発表されたSSNの数値が今サイクル初めて200を超えました。前回SSNの数値が200を超えたのは2003年11月26日なので約8年ぶりの200超えです。その2003年秋のCONDXがどんな感じであったのか興味があったので少し調べてみました。
2003年秋はCONDXのピークと思われる時期(11月1日前後の2週間程)には、ハワイやインドがダイレクトのパスでオープンしており、その他、スキャッターでアメリカがオープンしています。南太平洋方面もサイクル・ピークの時期に比べるとかなり衰えたとは思われますが、まだオーストラリアが連日オープンしており、結構距離のあるタヒチの局(FO5RA)の信号も聞こえていました。一方、10~11月の間にチリ(CE)のFM放送(周波数47.9MHzなど)の信号が何度か受信できたものの私のところ(大阪府高槻市、PM74tu)では結局、南米のオープンはありませんでした。ロングパスもなく、あらゆる種類の伝搬でもヨーロッパのオープンはありませんでした。
この秋はサイクル・ボトムの時期から今年の春までに比べるとなかなかオープンしなかった場所からの信号もぼちぼち聞こえてくるようになりました。ただ、少し遠方になるとまだ厳しい状況です。ハワイがスキャッターで数回オープンしたものの、台湾や中国の局がQSOされた南米各局の信号が、私のところではまだまったく聞こえてきません。毎日チェックしていますが、CEのFM放送すら受信できていません。オーストラリアや東南アジアの近いところは当たり前のようにオープンするようになりましたが、本格的なDXという意味では、2003年秋のレベルにも回復していないようです。現在の感じからするとこの秋はまだこの状況が続きそうな気がしています。